神戸市長田区で遺品整理をご検討中の方へ。今回は、実際に長田区内のマンションで行った遺品整理の事例をもとに、作業の流れや注意点、費用感まで詳しくご紹介します。特にマンションでの遺品整理は、エレベーターや共用部の使用、近隣住民への配慮など、一戸建てとは異なるポイントが多くあります。「遠方に住んでいて現場に行けない」「限られた日程で完了させたい」といった方にも参考になる内容です。
ご依頼の背景
今回のご依頼主様は、大阪府にお住まいの50代女性。神戸市長田区の分譲マンションに一人暮らしをされていたお母様がご逝去され、その後空き部屋となったお部屋を売却するため、遺品整理をご希望されました。ご依頼主様はフルタイム勤務のため、何度も現地に足を運ぶことが難しく、「短期間で、かつ丁寧に作業を進めてほしい」との要望がありました。
現場は築35年のマンション8階部分、2LDK(約60u)の間取り。お母様が長年暮らされてきたため、家具・家電・衣類・思い出の品が各部屋にびっしりと残っていました。特に和室の押し入れと洋室のクローゼットには、衣類やアルバム、趣味の品が大量に収納されており、仕分け作業に時間を要することが予想されました。
事前見積もりと作業計画
まずは現地で無料見積もりを実施。マンションでの遺品整理は、搬出動線やエレベーターの利用制限など、現場特有の条件を確認することが重要です。今回の現場では、以下のポイントを踏まえて作業計画を立てました。
- 残す物と処分する物を正確に分別
アルバム、貴金属、重要書類などは必ずご依頼主様に確認し、誤って処分しないよう管理。 - エレベーター・共用部の養生
家具や家電を搬出する際、壁や床を傷つけないよう養生板を設置。 - 近隣への配慮
騒音や廊下の占有時間を最小限にし、住民の方々に迷惑がかからないように配慮。 - 限られた日数での作業完了
ご依頼主様が立ち会えるのは初日午前中のみ。以降はオンラインで写真・動画を共有して作業報告。
見積もりの結果、作業は2日間・スタッフ4名体制で進行、総費用は約15万円(処分費込み)となりました。
作業当日の流れ
1日目:仕分けと大型家具の搬出
まずはリビング・和室・洋室の3部屋を回り、残す物と処分する物を仕分けました。お母様が趣味で集めていた和食器や手芸用品、アルバムは一時的に保管用ダンボールへ。ご依頼主様にはご希望どおり写真を送付し、LINEでリアルタイムに確認を取っていただきました。
午後からは大型家具の搬出作業へ。食器棚、テレビ台、洋服ダンスなどはエレベーターに収まらないサイズもあり、現場で分解しながら搬出。他の住民の方の利用時間を避けるため、搬出は10〜15分単位で区切って実施しました。
2日目:小物類の処分と簡易清掃
2日目はキッチンや水回り、押し入れ内部の細かな片付けが中心。食器棚の奥から未使用の食器セットや贈答品が多数出てきたため、一部はご依頼主様が引き取ることに。また、書類の束の中から不動産関係の契約書や年金手帳など重要書類も発見し、速やかにお渡ししました。
全ての搬出が完了した後、室内全体を簡易清掃。売却に向けて内覧しやすい状態に整えました。
作業後の状態とお客様の声
作業後、ご依頼主様からは「限られた時間でここまできれいにしていただき感謝しています。大切な品をきちんと確認しながら進め